神戸女子大学栄養研究会主催 第3回講演会 開催報告
2010年3月28日・日曜日、神戸女子大学三宮教育センターにて、神戸女子大学栄養研究会主催第3回 講演会が開催されました。
講演会には2人の講師をお迎えし、京都大学医学部付属病院内ベルキッチン(社会医療法人 生長会) 東條桂子先生による「どういう栄養士が求められるか??」、淀川キリスト教病院 栄養管理課長 林美佐子先生による「直営臨床栄養士の立場から―」の2つの講演をしていただきました。今回の参加者は学部生32名、大学院生4名、卒業生14名、教員9名の合計59名でした。休みの日にも関らず、多くの方にご参加いただきました。
<講演の様子>
東條桂子先生の講演では、具体例を挙げながら、病院の食事は個別対応が多くなってきており、質の向上が求められているとのお話をいただきました。また、患者給食業務で栄養士に求められることは、コミュニケーション能力と臨床栄養の知識であることを強調されていました。特に、患者様と接するお仕事では、人を愛する気持ちが重要であるとお話しいただきました。
次に林美佐子先生の講演では、病院での管理栄養士のお仕事がいかに複雑で、多岐に渡っているかというお話をしていただきました。一人では絶対にできない仕事であり、チームで働いているということを理解しておく必要があるとのことでした。また、常に相手の立場に立って自分の家族にされても良いと思えるようなサービスを心がけているという、栄養士として大切なことも教えていただきました。
2つの講演会後、学生、卒業生、教員の交流会があり、学生から卒業生に就職に関する質問が多く寄せられておりました。またお茶を飲みながら、先生方と卒業生も歓談していました。
講演内容を録画したDVDの貸し出しが出来ますので、興味のある方は須磨キャンパスC館1階つきあたりにある管理栄養士キャリア支援ネットワーク事務局まで、お問い合わせください。
次回第4回の講演会は、2010年6月6日・日曜日に大阪大学中之島センターで開催されます。徳島大学 医学部教授 武田英二先生による「食品機能を利用したNST活動」、女子栄養大学 栄養学部教授 本田桂子先生による「臨床栄養学とは何か―卒後研修と研鑽―」の2つの講演を予定しております。ふるってご参加ください。
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