神戸女子大学栄養研究会主催 第2回講演会 開催報告
2010年1月24日・日曜日、大阪大学中之島センターにて、神戸女子大学栄養研究会主催第2回 講演会が開催されました。
講演会には2人の講師をお迎えし、京都大学大学院農学研究科 教授 河田照雄先生による「太るメカニズム・やせるメカニズム」、西神戸医療センター 栄養管理室長 大西惠子先生による「摂食障害者の栄養指導における管理栄養士の役割」の2つの講演をしていただきました。今回の参加者は学部生10名、大学院生8名、卒業生39名、一般4名、教員9名の合計70名でした。休みの日にも関らず、多くの方にご参加いただきました。
<講演の様子>
河田照雄先生の講演では、学術的な視点から肥満を解説していただきました。何故太るのか、病態との関わり、肥満と食品機能、発熱する脂肪細胞など専門分野のお話を分かりやすくお話していただきました。今後は、生まれながらにもつやせるメカニズムを活かしていければと展望を語っていただきました。
10分間の休憩をとり、その間お茶を飲みながら、先生方と卒業生、学生が歓談していました。
次に大西惠子先生の講演では、臨床面から管理栄養士がどのように摂食障害の患者さんに栄養指導を行っているのかをお話いただきました。具体的な症例を挙げながら、現場でしか得られない貴重な経験をお話いただきました。摂食障害は命に関ることもあり、病院で同時には2人受け入れるのがやっとという厳しい現状も教えていただきました。どちらの講演でも参加者はメモを取りながら、真剣に聞き入っていました。
講演内容を録画したDVDの貸し出しが出来ますので、興味のある方は須磨キャンパスC館1階つきあたりにある管理栄養士キャリア支援ネットワーク事務局まで、お問い合わせください。
次回第3回の講演会は、2010年3月28日・日曜日に神戸女子大学三宮教育センターで開催されます。京都大学医学部付属病院内 ベルキッチン(社会医療法人 生長会) 東條桂子先生による「どういう栄養士が求められるか??」、淀川キリスト教病院栄養管理課 課長 林美佐子先生による「直営臨床栄養士の立場から―」の2つの講演を予定しております。ふるってご参加ください。
メインページ