2011年10月12日 20:43 (瀬口 正晴)
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パンの話16 (カルカデ−1)
兵庫県は数年前から県内25大学、短期大学において、地域の子育て支援、食生活、発達障害や健康など多様なテーマの"まちの寺子屋師範塾"を行なっております。本学へのその依頼(製パン実習)がきて、土曜日ながら5回の講義を一般の希望者の方にやって差し上げています。今年もまたご依頼に基づいて第1回目を先日行ないました。
子供達にパンを興味持たせてもらいたいということで、パンとフーセンの事について、どのように子供に説明するかについてこの一回目ではお話ししました。この件は本ブログの昨年5月のいつだったかにお話いたしましたね。
ご興味のある方はそのブログをふり帰ってみていただきたい。パンをいかにこどもに興味もってもらうかということであります。
更にパン実習も行ないました。これは定番のパンづくりですが、何か興味を抱いてもらうために、今回はカルカデパンについて行ないました。カルカデとは正式にはSabdariffaというハイビスカスの一種です。ハイビスカスは世界中に50−100種類もあるという熱帯性の植物で、美しい花のせいで美の女神とよばれているものです。
古代エジプトの時代からエジプトではこの花をカルカデとよんで、健康食品のようなものとして食してきたようです。1−2mほどの1年草の植物です。花は2−3cmほどの小さい黄色ー白色の花びらで、深紅の萼があります。花のつぼみも深紅です。これをむしって食べるとらっきょのような酸味のあるころころとした食感で美味しいものです。古代エジプトではカルカデの花のつぼみの赤色のものを煎じてのんだり、食品の材料にしていたようです。特に女性にとっては都合がよいようです。
古代エジプトのクレオパトラなど絶世の美人もこれを食したための美人と言われています。女性に取って見逃せない食材の一つでしょう。
この食材のよいところは、鉄含量がリッチなところで、カルカデ100gあたり50.5mgが含まれています。ヒトの鉄の摂取量は1日女性で12mg、男性で10mgほどでしょうか。
目下世界的に鉄摂取量不足で、そのため鉄剤を用いた数々の製剤、あるいはほうれん草、レバーを食べねばと言うことになります。これまでも本ブログで紹介した事のある八尋産業の大矢社長がこの食材を紹介してくれました。このヒトは小生のところにいろいろ食材を紹介してくれるありがたいヒトです。
この方がエジプトから種子を入手し、自分の畑にまいてそれを収穫され、乾燥したものを商品化されています。
このパウダーを何かパンに利用できないだろうかと持ち込まれたわけです。岡山市瀬戸町にあった神戸女子短期大学には農園があり、そこでカルカデの種子をまいて苗を育て、花を咲かせたことがあります。
白い、小さな花がさき、とってもとっても乳を絞るようにつぼみがでてきました。
ただし霜がおりる時期になると、一気に枯れてしまいました。
この植物のつぼみのパウダーを用いて製パン試験を行ないました。
次に。
子供達にパンを興味持たせてもらいたいということで、パンとフーセンの事について、どのように子供に説明するかについてこの一回目ではお話ししました。この件は本ブログの昨年5月のいつだったかにお話いたしましたね。
ご興味のある方はそのブログをふり帰ってみていただきたい。パンをいかにこどもに興味もってもらうかということであります。
更にパン実習も行ないました。これは定番のパンづくりですが、何か興味を抱いてもらうために、今回はカルカデパンについて行ないました。カルカデとは正式にはSabdariffaというハイビスカスの一種です。ハイビスカスは世界中に50−100種類もあるという熱帯性の植物で、美しい花のせいで美の女神とよばれているものです。
古代エジプトの時代からエジプトではこの花をカルカデとよんで、健康食品のようなものとして食してきたようです。1−2mほどの1年草の植物です。花は2−3cmほどの小さい黄色ー白色の花びらで、深紅の萼があります。花のつぼみも深紅です。これをむしって食べるとらっきょのような酸味のあるころころとした食感で美味しいものです。古代エジプトではカルカデの花のつぼみの赤色のものを煎じてのんだり、食品の材料にしていたようです。特に女性にとっては都合がよいようです。
古代エジプトのクレオパトラなど絶世の美人もこれを食したための美人と言われています。女性に取って見逃せない食材の一つでしょう。
この食材のよいところは、鉄含量がリッチなところで、カルカデ100gあたり50.5mgが含まれています。ヒトの鉄の摂取量は1日女性で12mg、男性で10mgほどでしょうか。
目下世界的に鉄摂取量不足で、そのため鉄剤を用いた数々の製剤、あるいはほうれん草、レバーを食べねばと言うことになります。これまでも本ブログで紹介した事のある八尋産業の大矢社長がこの食材を紹介してくれました。このヒトは小生のところにいろいろ食材を紹介してくれるありがたいヒトです。
この方がエジプトから種子を入手し、自分の畑にまいてそれを収穫され、乾燥したものを商品化されています。
このパウダーを何かパンに利用できないだろうかと持ち込まれたわけです。岡山市瀬戸町にあった神戸女子短期大学には農園があり、そこでカルカデの種子をまいて苗を育て、花を咲かせたことがあります。
白い、小さな花がさき、とってもとっても乳を絞るようにつぼみがでてきました。
ただし霜がおりる時期になると、一気に枯れてしまいました。
この植物のつぼみのパウダーを用いて製パン試験を行ないました。
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