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2012年8月24日 17:48 (瀬口 正晴)

北京における第14回Bread Congressでの発表と北京雑感

8/6-9、中国北京市での第14回 Bread Congressが開催され、口頭発表を行ないました。内容はヤマイモを用いたパン、Gluten-free breadについてでした。

8月5日(日)早朝に宇治の自宅を出発し、関空からフライトで3時間で北京へ到着しました。北京空港は巨大な空港で、建物も近代的なモダンなもので、以前(平成6年訪問)の北京空港とは比べ物にならないほどのものでした。飛行場は、T2, T3と分かれているようでした。使用したANAはT3です。飛行場へ到着後、ホテルへのタクシーを探していると、ホテル用バンのようなもののドラーバーにしつっこく纏わりつかれました。高額(650元)をとられ、そのままホテルへ向かいました。あとで空港からホテルまで100元以下のところとわかりました。極めて悪質で、北京のイメージダウンでした。650元は日本円で7000円ほど。

ホテルはオリンピック会場近くで、例の鳥巣がすぐ近くに見えました。ホテルで手続きしてから町へ出ました。目で見えるところへという事でこの鳥巣を目指して歩きました。
日本と北京とは時差1時間、日本より1時間遅れています。疲労はありません。この鳥巣のあるこの一帯が大きな公園になっていて、4年前北京オリンピックが行なわれたのです。今では地方の人々の観光地となっていました。

この会場をどんどん進んで鳥巣の近くに行くと、コンクリートで固めてつくられている一個一個の構成体(巣の枯れ枝の部分)を寄せ集めて、巨大な鳥の巣が作られていました。その中心部に陸上競技場とそれを囲む観客席が出来ていました。鳥巣の中に入るのに25元とられました。陸上競技場のトラックは広く、天井は筒ぬけになっていました。その周辺は巨大なスクリーンで張り巡らされていて、オリンピック当日には会場スタジアムとしていろいろ工夫して使われたのでしょう。売店、飲食店も多く存在していました。


外へ出ればと簡単にホテルまで戻れると思いましたが、出る場所が間違えたせいか、探せど探せどホテル近くにまでたどり着けません。中国人に簡単なマップを見せるが、言葉(英語)は全く通じません。オリンピックでは客は不便したでしょう。結局クタクシーにのり、ホテルにまで戻りましたが、オリンピック公園に入ったゲートとは丁度反対のゲートから外に出たようで、タクシーでぐるりとまわってホテルへたどり着きました。北京の町は何処もここも同じように見えました。道路標識もわかり難いです。日本のガイドブックのマップとは表示が違っていたりで、距離感も掴み難く、わかり難いのです。とんでもないところへ歩いていってしまうという感じでした。暗くなってからは危険です。マップから感じる広さの感覚は日本的ではないのです。我々の感じるマップからの広さよりも実際はもっと広いのです。


翌日学会会場で登録を行なって、再び北京の町に出ました。概して北京の街は衛生的であり、オリンピックで何もかも新しくしたような感じです。アメリカなどの中華街独特の臭気は全くありませんでした。


近くの地下ショッピングセンターへ行き、フードセンターのようなところにいると、昼頃になり人々がどんどん集まりはじめ、昼食を始めました。中国人はよく食べます。食べる量も半端でありません。体つきも頑丈で体格もいいです。日本人より馬力があるように感じられました。町の治安はいいと思いました。北京の人たちは次第に豊かになっているのでしょう。物価は高く日本と同じぐらいと言った感じでした。スーパーなどの品物の多さも日本並みで豊富でした。食品コーナーには珍しい面白いものが多く見られました。日本とは飛行機で3時間だが、別世界。もっと簡単に行き来をしたいものです。

町には以前のように警察官が多くないし、人々も温厚になっています。かつて町の中で人々が怒鳴りあっているのがよく見られましたが今回はありませんでした。そのとき、この怒鳴り合いとは中国人の普通の事なのか、中国人はわれわれとは違う感覚なのかと思ってましていたが、そんな事はありません。あれは感情的な喧嘩でした。

日本への帰りはもっと安価に飛行場まで行きたいと思い、地下鉄を調べました。オリンピックの際、中心部から飛行場まで地下鉄が設置されたようです。T2, T3と二カ所の飛行場駅があるので注意をと日本のガイドブックにありました。地下鉄のマップを見ると、T3とT2は全く別のところで、かなり離れている様子でした。

まづマップでホテルから最も近い地下鉄駅を探すと、恵新西街北口でした。ホテルから歩いて何とか行けそうでした。ホテルの中国語地図、日本のガイドブックのマップを両手に持って、道路標識を見ながら進みました。日本のガイドブックのマップ上の日本語と中国語とは一致しません。類似しているところを探しながら進むました。


地図を上下ひっくり返しながら、目前の道路標識と比べ、右へ行くべきか、左へ行くべきか、もう次のこの道路へ出るべきだが、それがでてこないではないか。地下鉄入り口のようなところへきたが、その門は閉まっていました。近くにいた男に聞くが、英語は全くわかりません。その男が三輪車の様なクルマを捕まえてきて、その運転手に説明してくれています。その男はサブウエーかといい、そうだというと乗れという。フニャフニャの貧弱な三輪車に乗り、おっかなびっくりだがかなりのスピードでこの三輪車は公道を走りました。ここだと言って12元で下されました。恵新西街南口でした。たしかにマップにある目標の次の地下鉄駅でした。エレベーター等全て日本製です。そこから日本の地下鉄のようにチケット(2元)を自動販売機で買おうとするが、T3までのルートが切れて表示され、費用がわかりません。帽子をかぶったゲートの男に聞いたら中国語で答えてくる。意味不明。

ここから三元橋までまず2元でチケット買って、そこからは新しいチケット買えという事のようでした。三元橋が飛行場までのメイン駅の様です。何とか三元橋まで行くが、確かに25元でそこからチケットを買いました。地下鉄車両は日本のものと同じで立派です。電車は途中から地上に上がり、北京の校外の様子も伺う事が出来ました。終点のT3では下車せずにそのまま乗っていると、電車は反対方向に動きはじめ、ずっと先のT2へ向かいました。T3とT2はかなり距離がありました。


下車せずにそのままダウンタウンへ戻り、三元橋で下車し、外へでました。建物が多く、ひとの流れに伴って歩いてゆくが、一帯何処がどうなっているのか全く不明です。

ホテルからここまでタクシーで来て、果たして地下鉄へ乗れるだろうか?帰りはフライト時間は決まっている。迷うと乗り遅れる。すっきりしないままタクシーを捕まえてホテルへもどりました。ホテルまでかなり距離がありました。日本は狭いですね。たとえば歩いているうちに須磨から三宮まで着いてしまいますが, 北京は歩いても歩いても目的地に到着しないという感じでした。

さて学会の話。やはりしゃべり原稿をつくり、それをベースに発表しました。スライドは20枚余か、そのうち一枚のファイルの図面が映らなかったのです。この辺り準備不足でした。手元が暗くて原稿を読み難い。明るさが欲しかったです。

一人女性が立って、長々と質門してきましたが、その内容が不明でした。耳も悪いためか聞き取れなかったのです。何とかなると思ったが、全く答えようがなかったのです。

恥ずかしながら、"Could you discuss outdoor ?"とこちらから述べました。座長,Okkyung Km Chung 先生がうまく終りにしてくれました。

席に戻り、質問してきた事を聞くと、スターチに小麦スターチを使ったのはなぜかという質問でした。小麦スターチの機能性を利用したかった、目下他のスターチで検討中ですと言ったらOKとなりました。

翌日、結局、タクシーで飛行場まで戻りました。ホテルマンが地下鉄はわかり難いといったためです。

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