2013年5月16日 07:35 (瀬口 正晴)
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石巻、女川の現状報告会(5/16/013)
神戸女子大で5/16以下のように報告会行いました。
2年前(2011年)の3月11日に東日本大震災、M8.8 or 9.0-9.2が起こり、あれから大分時間が経ちました。今回8月には本学上野教授を中心に学生とともにバスで東北被災地を巡ってくるとのこと、大変に結構なことと思いました。
小生、被災後3度、石巻女川方面をみてきました。石巻、女川は牡鹿半島の先端にある、リアス式海岸の良港です。実は小生は子供の頃、父親の仕事の関係で女川に住み、女川第2小学校の卒業生です。そんな関係でその自分の住んでいたところなどの様子をみて来たのです。
だから石巻もよく知っておりました。場所は仙台から電車で牡鹿半島の先端まで向かいました。
仙台からは仙石線があり、石巻まで行き、そこからさらにJR女川線で女川まで行きます。女川はJRの終点で漁港としては良好で、昔から漁業界者、水産会社が結集しているところでした。いまは女川の一つ手前の浦宿まで修復してます。あとはバスです。
石巻は女川に比べ、さすがに都会だけあって、復旧は早く、2回目には(昨年、 8/14
)かなり復旧していました。3回目いったとき(今年、 3/11) には、ある地区を青山学院大学が責任を持ってし復旧修復したということでその修復地区には大きな感謝の写真が出ていました。
それがこの写真です。
青山学院大学のある研究室などが中心になってやってました。
しかし女川はもっとひどくやられたため、本質的な修理をせねばならぬということでしょう。3年経ったけど相変わらず町は被災時そのままです。
甲子園のような大きなグラウンド状に放置されていて、元女川町中心部には縦横にダンプの道路ができていて、歩行者は危険な状況でした。子供のときの本屋(酒井本屋)、薬局(村中薬局)に友達がいたけど、その家屋などは跡形もありません。
JR女川駅が全くないのですから。
女川の町は津波(14.8m)で大きなビルが波の力で引き倒されていることが有名です。
2-3件のビルが町のまん中に倒れており、あるものの中には赤い自家用車がはまっている例もありました。
女川町はこのまま記念館としてとっておくのでしょうか。
小生の高校(仙台二高等校)の同窓会が3月に大阪であり、その時卒業生の仙台土木課の人が、講演されました。彼の示したスライドが我々に大きな衝撃を与えましたが、その写真を今回送ってもらったので皆さんにお見せします。
いまさら被災地をみて何になるのだという意見もありましょうが、この土木課の宮城県の人は、そうではなく、 "東北の状況を,広く知って頂くことは今後の防災にも非常に大切なことと思います。"現地では震災を「忘れられること」が一番つらいです。被災地であるはずの仙台市内でも,街なかは平静を取り戻し心ない人も多くなってきています。宮城県では,貴重な経験をした者として,全国の皆様に発信して行く責任を負ったと思っておりますので,「津波伝承プロジェクト」を立ち上げ要請があれば講演を行う準備を進めています。しかし,講演を行うよりも,現地を見ていただくのが一番と思います。まさに「百聞は一見にしかず」ですね。と言っておられます。
皆さんの8月のボランテア旅行は参加学生に大きな影響をあたえることと思います。皆さんぜひご参加ください。
北海道に釧路原野があり、低湿地帯が有名ですが、これなども震災被災地を放置にしておき、その結果、釧路湿原になってしまったのです。
以下石巻、女川の写真、その他、宮城県の写真です。
石巻
石巻
石巻 女川
女川
女川
女川
女川
2年前(2011年)の3月11日に東日本大震災、M8.8 or 9.0-9.2が起こり、あれから大分時間が経ちました。今回8月には本学上野教授を中心に学生とともにバスで東北被災地を巡ってくるとのこと、大変に結構なことと思いました。
小生、被災後3度、石巻女川方面をみてきました。石巻、女川は牡鹿半島の先端にある、リアス式海岸の良港です。実は小生は子供の頃、父親の仕事の関係で女川に住み、女川第2小学校の卒業生です。そんな関係でその自分の住んでいたところなどの様子をみて来たのです。
だから石巻もよく知っておりました。場所は仙台から電車で牡鹿半島の先端まで向かいました。
仙台からは仙石線があり、石巻まで行き、そこからさらにJR女川線で女川まで行きます。女川はJRの終点で漁港としては良好で、昔から漁業界者、水産会社が結集しているところでした。いまは女川の一つ手前の浦宿まで修復してます。あとはバスです。
石巻は女川に比べ、さすがに都会だけあって、復旧は早く、2回目には(昨年、 8/14
)かなり復旧していました。3回目いったとき(今年、 3/11) には、ある地区を青山学院大学が責任を持ってし復旧修復したということでその修復地区には大きな感謝の写真が出ていました。
それがこの写真です。
青山学院大学のある研究室などが中心になってやってました。
しかし女川はもっとひどくやられたため、本質的な修理をせねばならぬということでしょう。3年経ったけど相変わらず町は被災時そのままです。
甲子園のような大きなグラウンド状に放置されていて、元女川町中心部には縦横にダンプの道路ができていて、歩行者は危険な状況でした。子供のときの本屋(酒井本屋)、薬局(村中薬局)に友達がいたけど、その家屋などは跡形もありません。
JR女川駅が全くないのですから。
女川の町は津波(14.8m)で大きなビルが波の力で引き倒されていることが有名です。
2-3件のビルが町のまん中に倒れており、あるものの中には赤い自家用車がはまっている例もありました。
女川町はこのまま記念館としてとっておくのでしょうか。
小生の高校(仙台二高等校)の同窓会が3月に大阪であり、その時卒業生の仙台土木課の人が、講演されました。彼の示したスライドが我々に大きな衝撃を与えましたが、その写真を今回送ってもらったので皆さんにお見せします。
いまさら被災地をみて何になるのだという意見もありましょうが、この土木課の宮城県の人は、そうではなく、 "東北の状況を,広く知って頂くことは今後の防災にも非常に大切なことと思います。"現地では震災を「忘れられること」が一番つらいです。被災地であるはずの仙台市内でも,街なかは平静を取り戻し心ない人も多くなってきています。宮城県では,貴重な経験をした者として,全国の皆様に発信して行く責任を負ったと思っておりますので,「津波伝承プロジェクト」を立ち上げ要請があれば講演を行う準備を進めています。しかし,講演を行うよりも,現地を見ていただくのが一番と思います。まさに「百聞は一見にしかず」ですね。と言っておられます。
皆さんの8月のボランテア旅行は参加学生に大きな影響をあたえることと思います。皆さんぜひご参加ください。
北海道に釧路原野があり、低湿地帯が有名ですが、これなども震災被災地を放置にしておき、その結果、釧路湿原になってしまったのです。
以下石巻、女川の写真、その他、宮城県の写真です。
石巻
石巻
石巻 女川
女川
女川
女川
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