日本穀物科学研究会会長として以下のように挨拶しました。
日本穀物科学研究会会長として、以下のように挨拶しました。
御関心のある方、入会歓迎です。以下のメールから入れます。
www.kokumotsukagaku.com
平成26ー27年度、2年間の日本穀物研究会会長をつとめることになりました。よろしくお願いいたします。
本会は昭和49年にスタートし、今年でなんと40年目を迎える息の長い会で、主に関西を中心にこれまで活動してきました。その後、関西穀物研究会から日本穀物研究会とし、日本全体の穀物関連の研究会と幅を広げました。
関連の姉妹団体としては、関西の日本穀物科学研究会に対し日清製粉(株)つくば穀物科学研究所がベースになる関東のAACCI Japan section(AACC International 日本支部)があり、日本の穀物研究会を進めております。AACCI Japan sectionは、日清製粉(株)つくば穀物科学研究所柘植宣孝所長がAACCI Japan sectionの会長で、小生が副会長です。 本会とは2年に一度ジョイントの講演会を進め、来年には第3回のジョイントの講演会をすすめる予定です。
会も電子化がすすみ、ネットがこのような会には重要な役割を示し、会員との連絡にはネットワークを大いに利用し、低コストで効率よく情報公開を進めてゆく予定です。
世界の穀物科学の分野はこれまでの穀物生産増加、穀物自体のサイエンスに重点が置かれてきましたが、近年、食と栄養ということ、体への穀物の影響に大きな注目が集まってきています。
日本人の体格にも肥満、糖尿病などの問題もありますが、欧米人の体格、肥満の現状は深刻な問題となっています。こうした観点から言うと、その食べ物と体の関係は極めて深刻な問題です。特に我々の関心深い小麦粉、デンプン、グルテンタンパク質等の栄養的問題です。
全米、カナダでたちまち130万部突破というウイリアム デービスの「小麦は食べるな」、やはり日本でベストセラーとなっている夏井睦の「炭水化物が人類を滅ぼす」などあるように穀物への考え方が大きく変化しつつあります。
デンプンの難消化性、多糖類の不消化性、GTの件、体に良い消化の問題、グルテンタンパク質のアレルギー、グルテンフリー化の問題、幾多のテーマが毎年のAACCI、ICC
などの穀物科学会の重要なテーマとしてあがってきている。これらの問題はすなわちわが穀物研究会の問題でもあり、大きな関心をもたばれねばならない。
さらに将来の食料、穀物科学界の問題なども新たな問題を提示し、それに伴った重要な研究テーマの問題、企業に置ける将来の方向性など大きな問題を示している。
この2年間はこれらの栄養と穀物の問題について考えてゆきたいと思ってます。
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