"Cereals in Breadmaking" というスエーデン、ルンド大学、A C.Eliasson、K. Larssonらの書いた名著を「製パンに於ける穀物」として翻訳し、まもなく出版の段階まで来てますが、
この本を翻訳するのに、古い本ですが玉虫文一氏の翻訳本"コロイド化学"(B.Jirgensons M.E.Straumanis " A short textbook of colloid chemistry")が大変に参考になりました。
最近、西郷隆盛のはなし、テレビで盛んにやってますが、小生の学生時代おくった仙台、昔の仙台藩は新政府軍にやられた方でした。明治元年から17日目に青葉城を明け渡しました。幕末維新の頃、仙台藩の戊辰戦争の中心(奥州連盟の中心)になったのが玉虫左太夫(玉虫文一氏の曾祖父)で、仙台藩屈指の学者(仙台藩養賢堂頭取)だったといいます。玉虫左太夫は万延元年江戸幕府から米国への使節団の一員となって当時のアメリカに行ったりしてます。しかし朝敵だった彼は47才で仙台の獄舎で切腹を命じられ、おわったといいます。玉虫家は没落し、文一氏は小学校の頃は母親と仙台から東京に移られたようです。仙台で学生時代すごした小生にとり、何かパンのサイエンスと仙台とが自分の中でかすかに結びついたかなと感じてます。